マルチツールはメンテナンスに使えるか MoTool (NexTool)

マルチツールはメンテナンスに使えるか MoTool (NexTool)

またつまらぬものを買ってしまった・・・

またもマルチツール病が発症してしまい買ってしまいました。
前回発症から時経たずに・・・また安いマルチツールを買ってしまった私をお許しください。
 ⇒キッチンマルチツール Gentlemen’s Hardware
 ⇒雨天時テント回りはシッカリ溝堀してますか?
 ⇒チタンペグハンマーへの道1
 ⇒遊々探検隊マルチコンビネーションツール (チタンペグハンマーへの道2)

購入の言い訳動機

先日508をメンテしてた時に2レバーのナットを締めようと思ったときにコールマンのスーパーレンチじゃ締められませんでした。


本体にあたって回らない

う~ん、正直前々からスーパーレンチ君は活躍してないなと思っていました・・・
役に立たないマルチツール好きな私から見ても、スーパーレンチの「スーパー」のあたりなんか特に自己評価高すぎるんじゃないでしょうかと。

そんなわけで一個の道具でポンプカップ交換やナット回しができるものはないかと探すことになりました。必要な機能は下記の3点。
 ・モンキーレンチorスパナ(スーパーレンチはNG)
 ・ペンチ
 ・精密ドライバー

これらの道具が必要最低限として要るんです。

精密ドライバーは100均の物が十分小さいので、あとは小さいモンキーレンチとペンチが必要なわけですね。


100均で買いました

万人がすぐに正解にたどり着くんですが、あえてマルチツールという回り道をするところに無駄という名のロマンがあるわけです。


普通はこれと思う正解セット


NexTool MoTool KT5023

始めにレザーマンを探しましたが、モンキーレンチ付きはないです。
やはりマルチツールでモンキーレンチを取り込むマニアックな品物は少ない。

結局探したところ、型的には三つしかない感じでした。

一番これは!と思ったのはスパイダルコのスパイダーレンチでしたが、すでに廃盤だったので、MoToolを購入することになりました。

届いて開封しようと思ったところ、シールがすでにこじ開けられている痕跡がありましたが、どうせ外で使うので中さえ破損してなければ特に問題ないので大して気にはしません。


絶対開けてますね

本体はステンレス製、サイズは長さ133mm、幅40mm、厚み15mm、重さ283g。
付属品はケースと説明書(英語)。
機能点数は9点。


第一印象は意外と重い

重さ情報はネットになかった

ちなみに正解セットはほぼ同じ重さですが、圧倒的にこちらの方が使いやすいと思います。


多分小さい物を選べばもっと軽く小さくなる


機能

機能点数9点とありますが、実際は1と2、3と4は同じようなので7点の感じです。


説明書

ラジオペンチ

バネがあるので握らないと開いた状態になります。
普通のペンチに比べて重いですが、持った時のバランスは特に悪くないです。
かみ合わせ部分は、かみ合わせにガタツキはありません。ネジザウルスみたいな噛み合わせではなく普通のギザギザが付いています。

全体的な印象は重いけど普通に使えそう


ズレなく閉じています

かみ合わせ部分

こんな感じで展開します

ペンチ

英語名は「Regular Pliers」なので「普通のプライヤー」
プライヤーとペンチの違いを調べてみたんですが、軸をズラすことができるものがプライヤー軸が固定されているものがペンチということでした。
MoToolは軸がズレないのでペンチになりますが・・・

この部分がペンチだ!

と言われても・・・正直「えぇぇ・・・」という印象です。


この部分がペンチと言い張っていますが…

ワイヤーカッター

ペンチ系の工具はいつもついている機能ですね。
実際にワイヤーをカットはしていませんが、写真からもわかる通りカットする部分に鋭さがなさそうですが切断することはできると思います。


ワイヤーカッター部分

太いワイヤーカッター

用途は太いワイヤーを切るということだそうです。
2mm程度のワイヤーが限界太さと思います。
2mm程度のワイヤーであれば、先ほどの「ワイヤーカッター」部分で切ってもいいのでは・・・
と思うのですが、分けているのである程度の太さのワイヤーはきっとこちらで切った方が良いということですね。


この部分で切断するようです

開いた状態

ノコギリ

刃渡りというのかノコギリ部分が5cm程度しかないので使用範囲がかなり限られるのはマルチツールのノコギリの宿命です。
刃は横引きで厚みは1.3mm。

ロック機構があり、使用しているときに間違いで刃が畳まれることがないのは素晴らしいです。


試し切りはしていませんが使えそうな感じ

赤丸部分を押しながらじゃないと畳めない

モンキーレンチ

幅はMaxで23mmくらい。
なぜかナットつかむところにギザギザがあって、回しているうちにナットがガタガタになったりしないかちょっと心配です。

あとやっぱりモンキーレンチ単体の物と比べると重心が違うために扱い難く感じます。


最大開いてもアゴは落ちません

ギザギザついてます

モンキーレンチは基本ガタつく道具で、逆にガタつきがないモンキーレンチは「ガタツキがないモンキーレンチ」といった感じで売りになるくらいのものなので、1.2~1.5mmくらいのガタツキますがこんなもんということで。


これくらいガタつきます

ナイフ

ナイフの刃厚は2mm、
刃渡りは7.6cmくらいで6cmを超えるので銃刀法の対象なので「業務その他正当な理由を除いて携帯してなならない」ということになります。


普通です

意外と長いです

これが意外とよく切れてキッチンマルチツールについていたナイフより良く切れます。
 ⇒キッチンマルチツール Gentlemen’s Hardware

ドライバー

ビットが+と-が付いています。


ドリルビットは2種

ビットに突起がありシッカリ止まる

ビットを収納する部分は上の写真の突起が孔にシッカリはまるので外れることはないんですが、実際ドライバーとして使用するためのビット孔は3か所ありますが、そのうちの2か所は突起が引っ掛かる部分がなく、刺さり具合も浅いためポロリポロリとよく落ちます。


ビット取付箇所(3か所)

突起に引っ掛かる気がない

これもまたポロリする気満々

ここはシッカリはまってます


メンテナンスに使ってみる

冒頭での508の2レバーを締めてみることにしたわけですが、当たり前に使えます。


問題なし

厚み的にも問題なく回せています


まとめ

全く問題なく使えます。

よーし!これが1軍だー!
というにはちょっと重たいんですよね。

あとモンキーレンチのギザギザも気になりますね。

結果!重さが気にならない、常用しないのであれば使えると思います。


こんな人におすすめです
・応急的に使用
・モンキーレンチのナット挟む部分がギザギザを気にしない
・ちょっと重たくても大丈夫