遊々探検隊マルチコンビネーションツール (チタンペグハンマーへの道2)

遊々探検隊マルチコンビネーションツール (チタンペグハンマーへの道2)

こんにちはふじさんです。チタンペグハンマーへの道の第二弾。
といっても第三弾でチタンペグハンマーになるんですが・・・

ソロキャンプペグハンマー第2弾

 前回(チタンペグハンマーへの道)はどこで生産されたかわからないようなもので、ハンマーとして機能はしたもののナイフの刃は刃付けされてないばかりでなくバリがでている、ワイヤーカッターは切れない等期待を裏切らないものでした。そこで第二弾は鹿番長ことキャプテンスタッグのものを買ってみました。ジャパンのキャンパーなら誰でも知っているメーカーです。今後こそ頼むよ番長!


意外と大きいです

ビットは収納袋裏側にあります

 重量は家での計測値で412g。先日のハンマーより重いです。キャンプで使う一般的なハンマーの重量に迫る重さです。ものとしては前回と同様無駄に機能満載のもので探してみました。前回のものは機能が15機能、今回の鹿番長はパッケージに「全16機能」とデカデカと記載されています。勝ってます、勝ってますよ番長!
 


いろんなライフシーンで活躍します

 番長大活躍です。キャンプに限らず、フィッシング、トレッキング、ドライブどこでも活躍・・・ホームパーティー?きっといくら番長でもホームパーティでは活躍しないと思います。

機能確認

 それでは期待を込めて16機能を確認したいと思います。


1.プライヤー

 実際にツーバーナーのポンプカップを交換する際にこのプライヤーを使って金具をはずしました。ちょっと使いづらいですが大丈夫です。


使えました

2.ワイヤーカッター

 前回と同じように実際にスマホの充電ケーブルを切断してみました。この程度のものなら何とか切断できます。さすが鹿番長です。


使えました

3.ハサミ

 普通に紙を切ることができます。


使えます

4.穴あけ

 どのシーンでこれを使うのかわかりませんが、先端の角が面取りされている所にちょっと気合を感じますよ番長。


ホームパーティでは使わないと思う

5.針金曲げ

 機能の数稼ぎにつけたとしか針金を曲げるときに非常に便利です。


穴径は2.3mmです

6.栓抜き

 これは当たり前に使えますね。


使えます

7.ナイフ

 とりあえず鉛筆を削ってみました。これは一応削れましたが、まぁなんというか・・・うん。


微妙な感じです

8.マイナスドライバー

 ビットソケットにマイナスドライバーがついているにもかかわらず、ここでもマイナスドライバーを機能カウントしています。ダブルカウントでは・・・。


マイナスドライバですが

9.ヤスリ

 爪を削ってみましたがとりあえずヤスれました。


一応使えました

10.ワイヤーストッパー

 すいません。知識不足で使い方が分かりませんでした。


使い方がわかりませんでした

11.針外し

 これは前回の「チタンペグハンマーへの道1」でも使い方が分からなかったやつに思えます。前回は「フックフォーク」なる機能でしたが。今回は「針外し」です。相変わらずよくわかりません。


これも使い方がわからず

12.のこぎり

 これも前回同様切れる可能性を感じます。


使えそうです

13.波型ナイフ

 油で切りづらいものや、ロープの切断に使う波型ナイフです。これは使えそうな雰囲気です。


握ると痛いのでちょっと使えそうです

14.スケール(定規)

 8cm測れるはずですが、メモリが角についていないので定規のようには使えません。目盛りはシールや転写ではなく掘ってあるので取れることはありません。


使えるかな

15.ビットソケット

 前述の説明にあるように収納袋うらにビットソケットがついてます。六角ビット(1.5mm・2mm・3mm・3.5mm・4mm・5mm)、プラスビット(PH、0・1・2)、マイナスビット(4mm・5mm・6mm)。ビット取り付けは磁石式になっています。


先端にビットをつけます

 しかしこの機能で大きな問題が!ビット取り付け部がついているこのツールの先端に角度がついているため普通にドライバーを回せない。先端がまっすくなるように思いっきり力を込めましたが曲がりは直らず。う~ん番長ちょっとガッカリですよ。


角度ついてます

16.ハンマー


つ、使えない

 結論から言うと使えません。ハンマーは下の写真のT字の交差部部分のネジを軸に90度回転させてハンマー形状にするんですが、ここに2点問題があり、まずハンマー部分が持ち手のシャフトと直角にならない、2点目にハンマー部分の回転を抑制する機構がない。これによって、ハンマーとして使うとヘッドが写真のように曲がります。一回叩くごとに角度を直してやれば使えないこともありませんが・・・無理ですね。


微妙に直角ではない感じ

ペグを打つとこんな感じになる

まとめ

 それぞれの機能の品質は前回(チタンペグハンマーへの道1)のものより上な気がするのですが、個人的に一番大事なハンマーが使えない。それにハンマーとビットソケットが構造的に上手く使用できないところがいかがなものかと思います。
 やはりビクトリノックスはシッカリしてるんだなと感心しながらチタンペグハンマーをポチリとするわけでした。