ハクキンカイロ vs コールマンポータブルイージーウォーマー 比較!

ハクキンカイロ vs コールマンポータブルイージーウォーマー 比較!

こんにちは。恐ろしいことに今秋はキャンプに行かずに終わりました。

ハクキンカイロ

 

前回コールマンのカイロを購入しレビューしました(使い捨てじゃないハクキンカイロってどうなの?)。
ところが!
 いまいち納得できなかったので、元祖?1923年から操業しているというハクキンカイロを購入しました。


パッケージ

中身はこんな感じです

ここに燃料カップをセットします

火口(新品でも黒い)

 この燃料カップがコールマンやZIPPOのものより便利だと評判のようです。燃料をカップに注いだ後、カップを90度ひねると下の写真の赤丸の部分の穴から本体に燃料が投入されます。また、ハクキンカイロの点火はライターやマッチの火を近づけるだけです。


燃料を注ぐとき

燃料投入時はカップを90度ひねる


ハクキンカイロ vs コールマン

 早速比較してみることにしました。まずはカタログスペック的なところの比較です。

ハクキンカイロ コールマン
サイズ(cm) 68 × 101 × 15 φ80 x 13
重さ(燃料含) 93 62
燃料 25 20
時間(h) 24 24
点火方法 ライターやマッチ 専用バッテリーチューブ
点火 途中で止められない 途中で止められる

 と、ザックリこんな感じです。ちなみに使用中の写真を前日購入したCAT S61(アウトドア携帯!?CAT S61)で写真を撮ってみました。条件としては両方のポケットに一個ずつ入れて温めていたので環境は同じはずです。ポケットに入れて1時間ぐらいは温めました。撮影なんですが、サーモで温度を表示させたまま撮影する方法がわからないので温度が表示されていないんですが、どっちが温かいかはわかると思います。


ハクキンカイロの方が温かい

 ちなみにカタログに載らない部分での個人的な比較をしてみました。

ハクキンカイロ コールマン
立上り 早い ハクキンカイロの4倍くらい
温度 結構高い(本体は手で触ると熱い) ハクキンカイロより10℃近く低い
燃料カップ 入れやすい 非常に入れ難い
臭い ベンジン臭い ベンジン臭い

 立上り時間ですが、計っていないので結構適当な体感時間でハクキンカイロが3~5分で温かくなるのに比べ、コールマンは20分近くかかった感じです。なかなか温まらないと思って忘れたころに温かくなっている感じです。
 温度はカメラで撮った通りですが、事実として温度に差があります。
 燃料カップはこれは巷で評判の通りでコールマンの燃料カップは非常に入れにくい。そしてハクキンカイロは入れやすいというか、普通に入れられる。コールマンの燃料カップの形状が特殊すぎると個人的には思います。
 どちらもベンジン臭がしますが、少しハクキンカイロの方がベンジン臭が強い気がします。


まとめ

 結論から言うと、途中で反応を止められるということ以外はすべてハクキンカイロの勝利と思います。

・温度が高い
・立上りが早い
・点火がライターでできる
・ポンプカップが使いやすい

今後ちょっと燃料の違いを確認しようかと思います。


ベンジン臭

 コールマンを買ったときのレビュー(使い捨てじゃないハクキンカイロってどうなの?)でも書きましたが、ベンジン臭いですね。家で使っているとすぐにバレます。これについてはハクキンカイロも同様なんです。そこで安易な発想で申し訳ないんですが、広大なインターネットの海に「臭いのしないベンジン」を探す旅に出ることになったわけです。数分で終わることになりましたが・・・。

ベンジンの臭いは揮発と触媒反応のバランスが悪く、揮発が勝つとベンジン臭が多い。反面で揮発が少ないと触媒反応が連続的に行われず温度の低下や立ち消えが起こる

 わかりやすい話です。結論「触媒反応を高める⇒火口のパーツを増やす」または「揮発するベンジンの量を少なくする⇒揮発口を小さくする」の2択なわけですね。
 簡単なところからやってみました。



1/3程度をアルミホイルでふさぎました

 ということで1/3ふさいだ結果なんですが、立上りが遅くなりました。体感的に温度はそこまで変わらない感じですなんですが、写真からするとふさがない方が温かいとうことでした。


比較はできないんですが

ちょっと写真を並べてみました

 肝心のベンジン臭なんですが、かなり改善されます。ふさぐ前はかなりベンジン臭がするので周りの人がすぐにわかるレベルでしたがこれなら会社にも持っていけるかも!というくらいまで改善されます。これならイケそうです!