ミニバンキャンプでの積載対策はやはりルーフボックスか!?

ミニバンキャンプでの積載対策はやはりルーフボックスか!?

現在使っているルーフキャリア「バミューダフレックス」を紹介します。インフレーターマットを購入した際に積載的にどうにもならずに購入に踏み切った経緯があります。

過去エアマットを使用していましたが、奥さんがエアマットを膨らましたり畳んだりするのが嫌になったということでインフレーターマット購入。奥さんの不満を残しておくとキャンプに来てくれなくなるので要注意ですね。うんうん。我が家の車は積載能力が高いとは言えないミニバン「フリード」。インフレーターマット購入前でキャンプ道具積載ギリギリでしたが、インフレーターマット購入により完全に積載計画は崩壊しました。


YETIが大きすぎる


キャンプ積載対策

当たり前ながら対策として「キャンプ道具を減らす」ことが最重要なわけですが、増えるんですね。なんでだか・・・。

仕方がないので椅子をヘリノックスにしたりとお金をかけて道具を小型化しながら何とか積載対策していくわけですが、劇的に小型化できるのはテーブル、椅子程度のところですぐに限界が来ます。

道具を減らしたくない(減らせない)キャンパーとしては、物理的に積載能力を増やすしかなくなります。対策は・・・
 ① 車を買い替える
 ② ルーフキャリア
 ③ ヒッチキャリア
の3択です。

①は論外なので②③の選択肢なんですが、当初③ヒッチキャリアに惹かれ真面目に検討したところ下記の問題の対応が難しいので諦めました。

車の全幅を超えない
車全長の110%を超えないこと
ナンバープレートを隠さない(隠れる場合は別のを付ける)
ランプ(ウィンカー,ブレーキ)を隠さない(隠れる場合は…)
取り付けが面倒

下に行けば行くほど面倒さが上がって、最後の二つは個人で対応するのは難しいかなと・・・あきらめました。

③を大真面目に検討するかしないかは別にして大体こんな感じでルーフキャリアの購入検討が始まると思います。


ルーフキャリア検討

屋根耐荷重

ルーフキャリアを積むにあたって一番最初に確認をする事項です。

フリードは確か30kgでした。恐らくかなりの安全率を見ていると思いますが、凹んだりするのが気になる場合はシッカリ守りましょう。

そしてこの30kg縛りがなかなかに厳しい。ルーフキャリア自体の重量が17~24kgぐらいだとすると、実際の荷物を積める重量は6kg~13kgしかない

現実は厳しいですね。

ベースキャリアー

屋根の上にあるバーの部分ですね。ベースフット(ステー+フック)とベースバー(バー)の大まかには二つの部品からなります。パーツの分割具合と呼び名はメーカーによって違うようです。


引用元:inno

ベースフット(ステー+フック)

屋根上に乗っけるタイプか、あらかじめ車にルーフレールがついていてレールにバーを固定する場合で選ぶベースフットが変わります。車種によって適合しなものがあったりするのでよく調べて買いましょう。

各社でインターネットに適用表を公開しているので簡単に調べることができます。

ベースバー

このバーの部分断面形状が四角いもの(スクエアバー)と流線形のもの(エアロバー)があります。当然どちらを選ぶかでベースフットも変わります。


Terzoカタログ2017-2018から引用

上の表の通りこの違いは「走行中の風切音」にあるようです。またエアロバーはスクエアバーに比べ風切音が13%低減されるとのこと。あとはアレです。カッコいいとか・・・ほらスタイリッシュって書いてあるじゃないですか。

そんなわけで私はエアロバーにしました。風切音が13%とか言われてもピンときませんが・・・エアロバーの方がカッコいいじゃないですか。アッハッハ!

ルーフボックス

いよいよ本体のルーフボックスです。

材質

ハードタイプ、ソフトタイプそれにラックタイプの3種。ハードタイプはよく見かけるやつです。両サイドから開くタイプのものもあるようなのでよく調べる必要がありそうです。

ソフトタイプのものはハードタイプと比較し雨に弱そうなせいかあまり見かけません。

ラックタイプはソフトタイプよりはまだ見かける感じ。無骨な感じでカッコいいですね。どうしても雨がかかるのでボックスに入れる必要があるのですが、このボックスの上げ下ろしが大変そうな気がします。

容量

容量は大体リットルで表記されています。調べた感じですと、大体250~450リットルが標準的な感じです。これについては考える必要もなくキャンパーなら大きいものが良いはずです!

上記のものがterzoの450リットルのもので重量は23.5kgです。フリードだと30kgの積載リミットまで6.5kg・・・。

選定

容量は大きいものがいいが、車からして重量は小さいほうが良い。という我がままからすると・・・

ハードタイプ・・・本体だけで重量がかさむ
ラックタイプ・・・コンテナボックス等に入れてのラックへの上げ下ろしが大変

以上の結果、消去法でソフトタイプから選ぶことにしました。

色々見たところ、inno.にはソフトタイプがないことからThuleのRanger、TerzoのBermude Flexの二つで悩むことになりました。

Thule Ranger

ソフトタイプのものが二つ、260リットル(Ranger90)のものと280リットル(Ranger500)のものがあります。積載はどちらも50kg。本体重量は7kg、11kg。

260リットルのranger90のメリットはフレームがないので小さく折りたためるのでトランクに常備しておけるところデメリットはフレームがないので荷物が少ない時に形が安定しない感じがするところ。形が安定しないので雨が降った時に水がたまる部分もでてくるかもとか考えてしまうわけですね。


Terzo Bermude Flex

こちらもサイズが二つあり、370リットル(EA370BFX)、570リットル(EA570BFX)が用意されています。それぞれの重量は22kgと15kgになります。

しかし、ここで一つポイントが!

それぞれの型番の末が「BFX」で終わっていますが、「BF」で終わる商品があります。実は「BF」で終わる方は限定商品で重量がそれぞれ17kgと12kgと大分軽くなっています

こちらもメリット折りたたんでおいておくことができることですが、Thule Ranger90程は小さくなりません。


決定

表にまとめるとこんな感じです。

Thule Terzo
Ranger90 Ranger500 Bermude3700 Bermude5700
容量(L) 260 280 370 570
本体重量(kg) 7 11 15(12) 22(17)
積載重量(kg) 50 50 50 50

*()は限定品の場合の重量


Thuleはちょっと容量が小さいのと先ほどのデメリットが気になります。一方でTerzoは限定品じゃない場合、ちょっと重いのが気になります。限定品の場合でも17kgだと、フリードの実積載は13kgになる。

そこで!

Terzo Bermude3700BF (限定品)

これに決定ですよ

Terzo Bermude3700BF (限定品)レビュー⇒ルーフボックス(Terzo Bermude)容量370リットルにはどのくらいのキャンプ道具が入るか!? レビュー