インナーマット比較 フリーステントインナー vs コンフォートマスター フォールディングマット

インナーマット比較 フリーステントインナー vs コンフォートマスター フォールディングマット

あけましておめでとうございます。ふじさんです。

インナーマット(シート)

 今シーズン冬キャンプはまだ行ってないんですが今年は暖かそうですね。奥さん対策寒さ対策をしていたつもりが色々なものに手を出してもはや何をしているかわからなくって来ましたが、今回はコンフォートマスターのフォールディングマットを購入してみました。一応購入動機は当然テント内ではなく、タープ内に敷くためなんですが・・・。

 インナーマットですが、これを侮ることなかれです。インナーマットに求められる機能の第一は「荷物を置いたりしたときにテントの内側からテントフロアを傷つけないこと」です。ちなみにテントの外側で砂利・小石からテントフロアを保護するものはグランドシートですね。第二に必要な機能は「地面からの冷気を遮断するための断熱」です。テント内をほんわかと暖めても寝るときは地べた、地面は暖かくならないので寝るときは冷たいです。そんな時に地面の冷気を遮断するために断熱が求められるわけです。第一のフロア保護と第二の断熱性能の大切度はキャンプ時期によって逆転しますね。第三に「テント内での居住のための快適な表面素材」です。
 そんなわけでインナーシートは意外と重要なわけです。

コンフォートマスター フォールディングマット

 コンフォートマスターについてですが、コールマン的に最高の素材・機能を追求したフラッグシップ的存在ということです。聞いただけで胸がときめきますね!
<材質>
 表地/210Dポリエステルオックスフォード
 中面/ウレタンスポンジ(10mm)
 裏地/PVC
 やっぱり断熱といえばウレタンなんですね。サイズ展開が意外と微妙で200cm x 150cm、または200cm x 120cmです。これで300cm x 300cmのテントの中にどう敷けという言うのかー!?っと言いたくなるサイズ感。


コンフォートマスター

フリーステントインナー

 これ我が家で常日頃使っているインナーです。<材質>
 表地/フリース(ポリエステル )
 中綿/ PUフォーム( 約5mm)
 裏地/ アルミ蒸着シート
 長らくこれをメインで使っていますが、付属の袋に入れて持っていこうとするとものすごく嵩張ります。車積載時は一番初めに荷室にこれをマットとして敷くのが良いです。嵩張る感じが全くしなくなります。


フリーステントインナー

比較

 どんなふうに比較すれば良いかよくわかりません。ハッハッハ!基本的なところ考えると同じ材料を使っているならば熱抵抗値の計算上(厚み/熱伝導率)間違いなく厚みのあるコンフォートマスターの方が結果が良くなるはずです。ただ、事件は現場で起きているんです!計算通りになるとは限らないじゃないですかぁ。そんなわけで、キャンプで地べたからの冷気がどのくらい遮断されるかということを再現すべく家の床に並べてみることにしました。


とりあえず家で並べる

敷きはじめで温度は変わりません

 テント内の温度が上がるのを再現するのにエアコンを使おうかと思ったんですが、エアコンの風が局所的にあたると困るので、デロンギ君を真ん中に置いてみました。


オイルヒーターデロンギ

こんな感じで設置

 これでポチッと電源オン。しばらく放置し室内温度が上昇するのを待ちます。


あまり変わらんです

 結果ですが、フリーステントインナー18.2℃、コンフォートマスター18.3℃と結果はあまり変わりませんでした。地面(床)の温度がもっと低いと結果は変わるような気がします。

まとめ

・破れ等の耐久性、テントの保護にはコンフォートマスターの方が良い
・10℃程度のキャンプであれば断熱性能的な違いは恐らくそこまで大きくない
・表面仕上げはフリースの方が良い(個人的に)

 少しでもいいから断熱したい真冬のガッツリキャンプじゃない、1年に40回とか重度のキャンパーじゃない(高耐久不要)とうことであればフリーステントインナーで十分と思いました。