ファミリーキャンプ初心者の道具揃え ②(調理道具火器)

週末も雨でキャンプをキャンセルしてガッカリのふじさんです。

 初めにどんな道具をそろえるかについては前回の「ファミリーキャンプ初心者の道具揃え ①」を参照お願いします。今回は調理道具についての経験から。

キャンプの調理道具

 キャンプで使うものは家で必要なものと変わらないので、コンロ、鍋類、お皿、その他包丁等の調理器具が必要になります。ちなみにコンロはキャンプでは「バーナー」「ストーブ」と呼ばれています。キャンプ用で初めから揃えてしまうとキャンプにハマらなかった場合に無駄になるので、これらを準備する必要があるかを考えながら確認してみましょう。
 火器は、形としてはカセットコンロ、シングルバーナー、ツーバーナーが代表的なもの。燃料としてはCB缶、OD缶、ホワイトガソリン、レギュラーガソリン、灯油が代表的な燃料になります。火器を選ぶときにとりあえず始めに燃料を選択する必要があります。

燃料

 今後キャンプをやるにあたって燃料の選択は非常に重要なポイントです。燃料を使うものは「バーナー」「ランタン」が主なもので、その他に冬場では暖をとるストーブ等。それぞれの燃料がバラバラだと器具ごとに多種類の燃料を持っていく必要があるのでちょっと面倒なことになります。なので基本は燃料を統一するように考えます。

CB缶(カセットボンベ)

 コンビニでも入手できるというところが最大の利点。しかし気温が下がると火力が維持できない。さらに気温が低くなると火がつかなくなる点がデメリットです。一応SOTO、ユニフレーム等から低温時にも使えるものが出ていますが、店頭では見たことがあまりないので入手が難しいと思います。また、CB缶に対応するランタンやバーナーが少ないところもデメリットかもしれません。

OD缶(アウトドア)

 OD缶もCB缶同様で気温が下がると火がつかなくなるという欠点があります。しかし、OD缶の場合はガスの混合比(プロパン、イソブタン、ノルマルブタン)により気温低下時でも点火できるタイプがあり、CB缶のパワータイプより入手しやすいのでちょっと安心。最大の利点はアウトドア用なので、バーナーにしてもランタンにしても対応する器具が多いので、器具の選択幅が広いことだと思います。

ホワイトガソリン(白ガス)

 利点は気温に左右されないこと。デメリットは点火にあたってポンピング等の作業があるので面倒。我が家の場合、奥さんがポンピングや点火できないので毎度私が火をつけに行く必要があるので(ここだけの話)実は非常に面倒です

レギュラーガソリン(赤ガス)

 利点は車やバイクと燃料を共有できる。ホワイトガソリンと比較し単価が安い。ホワイトガソリンは800円/㍑、レギュラーガソリンは140円/㍑程度なのでかなり違います。
 デメリットはホワイトガソリンと同様ポンピングが必要なこと、これに加えてジェネレーターが詰まりやすい傾向があるという点が挙げられます。

灯油(ケロシン)

 利点はレギュラーガソリンよりさらに安いこと。デメリットはホワイトガソリン、レギュラーガソリンと同様にポンピングが必要、さらに面倒なことにプレヒートが必要になります。また、不完全燃焼時にススがでる。また、個人的な経験ではツーバーナーケロシン化の時に火力が低い。

燃料まとめ

 燃料の選択はキャンプスタイルによるのでどれが正解ということはありません。個人的にはOD缶→ホワイトガソリン→灯油→レギュラーガソリンとメイン燃料が変わっていっています。最近ではバーナーだけを考えればハイパワーのCB缶があるのでCB缶でも良いのではないかと思っていますが、私的にはランタンが選べないのが残念でならないのでCB缶で統一することはないと思います。逆に言うと、ランタンにこだわりがなければランタンもCB缶としてCB缶に統一するのも良いかと思います。とにかく燃料選びの際にランタンの燃料であることもしっかり考えましょう

 ちなみにCB缶やOD缶の場合にはトーチを手持ちの燃料で使えるのが良いところです。液体燃料の場合はガソリンの他にトーチ用CB缶等を持っていく必要があるのでちょっと面倒です。


バーナー

カセットコンロ

 調理するための火をどうするか。まずはのおススメは家にあるカセットコンロでやってみるです。この場合のメリットは当然準備する必要がない、購入した場合でも自宅で使えるという点。デメリットは特にありませんが、本体がやや大きい、CB缶は気温が下がると火がつかなくなるところが欠点といえば欠点かもしれません。

シングルバーナー

 シングルバーナーはカセットコンロと比較して小さいのが良いところです。デメリットは小さいが故に五徳も小さく鍋などを置いた場合に安定が悪いことが多いところです。また、同じ品でも個体によると思いますが、液体燃料のシングルバーナーの場合とろ火が苦手な場合が多い感じがします。ちなみにファミリーキャンプでシングルバーナーを使用する場合はメニューに気を付けましょう。シングルバーナーひとつで炊飯を始めると他の料理が何もできなくなるので、BBQコンロみたいなサブが必要になる場合が多いです。
 五徳の話に戻りますが、ソロキャンプでは鍋も小さいので問題になりません。しかしファミリーキャンプなどでは五徳を持って行った方が良いです。友達家族とキャンプに行ったとき五徳を忘れて仕方なくシングルバーナーに直置きで鍋を据えて料理しましたが、鍋倒しました。かなり慎重に料理していたにも関わらず倒しました。シングルバーナーでファミリーキャンプをする場合は必ず五徳を買いましょう

ツーバーナー

 コンロが二つなのでほぼ家と同じような感覚で調理できます。半面サイズが大きくなりがちです。CB缶やOD缶のツーバーナーはホワイトガソリンのツーバーナーと比較して本体は割と小さい傾向にあります。

おすすめ

 積載に余裕があるのならばツーバーナーを買った方が良いと思います。私は元々ソロキャンパーであったこともあり、シングルバーナーと焚火があるので実質はコンロ二つあるのと同じかなと思っていたこと、ツーバーナーが大きい事(収納問題)からツーバーナー購入を控えていました。
 しかし、結局ファミリーキャンプや友達家族とデイキャンプをする中でシングルバーナーは使い勝手がよろしくないとのことでツーバーナー購入に至りました。


まとめ

①持っているカセットコンロで行けるとこまで行ってみる
②ランタンの燃料のことも考えて燃料選択
③積載に余裕があるならツーバーナーが良い