キャンプの電源コード選びで気を付けたこと
割と奥さんが寒がりなお家が多く、そのため電源サイトでキャンプすることが多いと思います。そこでキャンプでの電源コードなんですがどんなことに気を付けるべきか考えてみました。
キャンプ電源
キャンプ電源
電源を何に使うか
まれにキャンプに炊飯器や電子レンジを持っていく人がいるという話を聞いたことがありますが後述する理由で持っていくのは止めましょう。
キャンプでの電源は、携帯の充電という通年必要なことを除くと、冬場は主にホットカーペットや電気毛布に、夏場は扇風機に使うことが多いかと思います。特に就寝時の環境は、夏は暑さに耐えればいい話ですが、冬は寒いと耐えられないというか体調を悪くするので冬の寒さ対策は必須です。
冬の寒さ対策は主に下記だと思います。その他暖房器具はホットカーペット、電気毛布や電気ヒーターとしています。毎度のことながら主観による評価付きで・・・
対策 | 費用 | 効果 | 積載 | 快適性 |
---|---|---|---|---|
①寝袋(ダウン) | ×高い | 〇高い | 〇変わらず | 〇高い |
②家の毛布 | 〇かからず | 〇高い | ×大きい | 〇高い |
③着込む | 〇かからず | △まぁまぁ | 〇変わらず | △寝にくい |
④ストーブ | △そこそこ | 〇高い | ×大きい | 〇高い |
⑤他の暖房器具 | △そこそこ | △そこそこ | △そこそこ | △そこそこ |
×の部分がどうしても克服できない場合では③着込む、または⑤「その他暖房器具」になります。着込むは一番お手軽に対策できるのはわかるので、ひとまずこれを置いておくと、他の暖房器具がバランスがよさそうなことになります。一番中途半端といえば一番中度半端ですが、電気が一番バランスが良く便利だったりします。
軟弱キャンパー電源が必要な時期
そんなわけで我が家は軟弱ファミリーキャンパーなので冬キャンプに電源は欠かせません。
軟弱キャンパーが北関東で朝晩冷え込みに耐えキャンプするにあたって電源を必要とする期間は10月末あたりからGW前後までです。GWあたりも意外と朝晩は冷え込むので要注意です。
よくよく考えてみると我が家のキャンプシーズンは9月末から6月までなのでほぼ全期間電源を必要とするわけですね。う~ん軟弱です。
温度でいうと感覚的に我が家では夜10℃を下回るようだと電源が必要に・・・とりあえず気象庁データ(栃木県:那須、千葉県:佐倉)で最低気温を調べてみると、我らが北関東では確かに5月まで10℃をきるようで体感的にも納得な感じです。
場所 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
栃木 | -5.4 | -5.4 | -2.6 | 2.8 | 7.6 | 12.1 | 16.3 | 17.4 | 13.7 | 7.4 | 1.9 | -2.5 |
千葉 | 1.9 | 2.3 | 5.0 | 10.1 | 14.8 | 18.4 | 22.3 | 23.9 | 20.5 | 14.9 | 9.2 | 4.4 |
電源について
キャンプの電源は各サイト上限1000wであるところが多いです。
お家でも電気の使い過ぎでブレーカーが落ちることがあると思いますが、キャンプでも同様で使いすぎればどこかでブレーカーが落ちます。どこにどの程度のブレーカーがあるかはキャンプ場によるのでわかりませんが、万が一ブレーカーを落とすと周囲の数サイトまとめて電源が落ちる可能性があるので電源の使用はある程度考えた方が良いと思います。
また、ブレーカーが落ちた場合ですが、受付まで行く必要がある場合もあるので、夜中に落ちた場合は大変な迷惑をかけます。
こういった事態を避けるためにもできる限りブレーカー付の電源を選びたい。
電源ケーブルの長さ
サイトの広さが70~100㎡のところが割と多いです。そのため、サイトの長辺は10m~12mぐらいが多い感じです。つまりサイトの対角線はおよそ14~17mくらいの長さです。
そもそもサイトの角から角にケーブルを敷設しないので半分の10mくらいでもなんとかなると思います。実際に我が家の電源は10mです。
電源ケーブルの形状
ケーブルがドラムに巻かれているもの、手で巻くハンドリールのもの、単純に束ねるだけのもののほぼ3種類しかないわけですが、ドラム式はやはり大きい。ハンドリールは屋外型がないかもしれない。そんなわけで束ねるだけを選択しがちなわけですが・・・。
キャンプ電源ケーブルまとめ
・ブレーカー(漏電防止)付ケーブルがいいと思う
・長さは10~20mで良い
・屋外型(防雨型)
選んでみた
実際にケーブル選びですが、ちょっとおしゃれを意識してデザイン重視で見てみると・・・
マーキュリーは5mでちょっと短いし、防雨型ではないし、ブレーカーもない。
スノーピークは20mとちょっと大きい。そしてブレーカーがない。
ハタヤのNJ-2は防雨型ではなく、ブレーカーがない。
そんなわけでどうやらオシャレを目指していると目的が達成できそうにないと考えていると、そういえば我が家はオシャレキャンパーではなかったことに気が付きました。そして再度選びなおしたのがこれ。
完全に工事用ですね。1000wでブレーカーが落ちるものってちょっと探したくらいじゃないんですね。これは1500wでブレーカーが落ちるようです。
とりあえず、これが必要そうな機能を持ったものということで我が家ではこれを使用しています。
ハタヤ ブレーカー付延長コード BFX-103K
そんなわけでこれを購入して現在使っているので紹介します。
3ピンでアースが付いていますが、ひねりながら押し込み2ピンの通常のプラグにすることができます。
防水のためにこのコンセント形状になるわけですが、普通に使用しようとするとちょっと厄介です。
スマホ充電用のアダプターがささらないんですよ。当たり前のことながら意外と忘れてしまうわけで、過去2回ほど忘れました。1回は無料で電源コード貸してくれましたが、もう一回はレンタル品さえもなくコンビニに買いに行きました。皆さん気を付けましょう。
普通の家庭用コンセントはささるので大丈夫です。
ブレーカー部分です。何かあればバチンとこれが落ちるわけです。うん、うん、安心ですね。
これを使ってコードを束ねるわけですが、堅い。プラスチックが物凄く堅くて束ねられない。いや、束ねられるんですが、多分女性がこれを使って束ねるのは無理です。いずれにしても束ねたケーブル裸の状態で収納すると泥等の汚れが付くので100均で袋を買って収納しています。潔癖キャンパーですいません。
まとめ
試しにこれに、オイルヒーター、ホットカーペット、これに先日買ったアラジンのグラファイトヒーターアラジンのグラファイトヒーターアラジンのグラファイトヒーターを接続したらブレーカーが落ちました。ちなみにオイルヒーター、ホットカーペットは500w程度、グラファイトヒーターは200wぐらいで合計1200wぐらいの気持ちでいましたが、落ちました。自分では大丈夫な範囲だったのでちょっとビックリしました。500wぐらいがそれ以上かかってたのか、起動時に上がりやすいのか分かりませんが、試してよかったです。
そんなわけで現在安心してこれを使用しています。購入時に黄色は微妙だな黄色はと思って買いましたが、今は逆に目立ちやすいからファミリーキャンプ時に子供の足元注意に役立つので良いと思っています。
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