クライミット(INERTIA-O zone)のマットを選んだ理由

クライミット(INERTIA-O zone)のマットを選んだ理由

今回は色々悩んだ末にINERTIA-O zoneを買った理由をお話ししたいと思います。

こんにちはキャンプマット購入に悩んだふじさんです。1枚目はロゴスのエアマット、2枚目はQuickCamp、そして今回INERTIA-O zoneを購入しました。

想定使用

ソロでのオートキャンプがメインなので収納サイズにこだわらず快適なものでいいのですが、その昔ママチャリダーだった私としては今後チャリダー復帰することを考慮し、できる限り小さく快適に寝れるものがよい。

小さいは正義で選定しました。

マット種類

まずはどんなマットを買うかということで、マットの種類から確認することしました。大別すると下表の3つ。これについて一般的なところで〇△☓をつけてみました。

普通のマット
(銀マットとか)
通常のエアマット
(ふくらますやつ)
インフレーターマット
(自動膨張のエアマット)
断熱性
快適さ ×
設営 ×
小ささ ×
故障 × ×

故障については空気抜け等のトラブルについてです。

3種類ともに×がついてるのですが、この×の部分が解決できるか考えてみます。

例えば・・・
  →普通のマットですごく快適
  →エアマットで設営に時間のかからない
  →インフレーターで収納が小さいの
こんな感じであれば×が解決できるわけです。

ちなみに冬キャンプでは地面からの冷気がとても冷たいです。冬キャンプを想定される方はシッカリ断熱性能表示のあるエアマットを選択するか、断熱系のマットと併用するかしたほうが良いと思います。

普通のマット

普通のマットで代表的なものは銀マット。断熱性能がそこそこ高いものが多いです(断熱性能表示はR(抵抗値)で評価されます)。
この種のマットの最も素晴らしいのは故障(パンク)がないこと。

オールシーズンで一枚しか持てないのであれば、断熱性能がそこそこ高く、パンクのないこのマットを選択します。

断熱性能がそこそこ高く、パンク等の故障がなく信頼性が高い

普通のエアマット

基本的に最も小さく収納できるのがエアマット。
また、調べたところでは断熱性が高いものはすごく高い。

ただ、難点は2点。
  ①パンクの恐れがあることと
  ②人力で膨らませたり、空気を抜いたりが一苦労
電源&ポンプが使える環境では膨らませるのは大した問題にはなりませんが、ポンプを別途持っていく必要があるので小さいが正義のスタイルには合いません。

ちなみに私はロゴスのダブルサイズのエアマットをファミリーキャンプ用で持っています。膨らます空気は少ない方だと思いますが、夏場に膨らますとテントの中で汗だくになります

その後ロゴスの電池ポンプを買いましたが、圧が弱いので最後は手動に頼ることになります。使用感としては薄い(空気量が少ない)が寝心地はなかなかでしっかりと体を保持してくれるなかなか良いマットです。しかし膨らますのが面倒という人がおりまして・・・

良い点はマットは薄いものからかなり分厚くなるもの(下記コールマン)まで選択肢が豊富。

収納サイズが小さく、快適だがパンクの恐れあり

インフレーターマット

インフレーターマットは自動膨張してくれるので設営が楽ですがエアマットと比べて収納サイズが大きい。

厚みは色々ありますが、40mmより薄いものは寝返り時に地面と接触することがあるので快適性がグッとダウンするのでできれば40mm以上で選定した方が良いと思います。

インフレーターは中にスポンジが入っていて潰したスポンジが元に戻る力を利用して中に空気を吸い込む。このスポンジの表裏で違う素材を使うことで寝心地を固めと柔らかめの2種類を選択できるような仕組みにしている物もあります。これもエア系なのでパンクがつきものです。

ちなみに我が家はこのクイックキャンプのインフレーターを家族用で使用しています。1枚買うお金で2枚買えるので安いんですもん。でもさすがに4枚積むと大きいです。これを収納するために我が家ではルーフキャリアを購入したぐらいです。

収納サイズが大きく、パンクの恐れもあるが、手軽
厚みは40mm以上がおすすめ

選択

説明した三つの中からどれを選ぶか!?

〇が一つで小さく収納できないインフレーターは脱落
〇が二つある普通のマットまたはエアマットがよさそうなわけですが、×の項目をどのように解消するかが問題です。普通のマットの難点は快適性、エアマットの場合は設営時間をカバーするものがあれば問題なく使えるようになるわけです。

マット比較

まずは有名メーカーで普通マットとエアマットでめぼしいものをピックアップしました。そしてピックアップしたものが先ほどの×を無くせるのかを考えていきたいと思います。

サーマレスト

まず、普通のマットですが、やはりそれなりのものの方が断熱が高い。とするとですね。サーマレストのマットが一番無難なわけですね。これらで一番快適なマットを選択。

Z lite sol RidgeRest Solite NeoAir XTherm
種別 普通マット 普通マット エアマット
サイズ 51cm x 183cm 51cm x 183cm 51cm x 183cm
厚み 2cm 1.5cm 6.3cm
収納 51cm x 10cm x 14cm 51cm x φ20cm 23cm x φ10cm
R値 2.6 2.8 5.7
重さ 410g 400g 430g
税抜
定価
7,200円 4,800円 30,700円

しかし×となる快適さは寝てみないことにはがわからない。

クライミット

クライミットはエアマットしかありませんが、割と前衛的というか考えさせられるエアマットがそろっています。

設営時間が短縮できそうなものはどれかというと・・・あるではないかKLYMIT!INERTIAは肉抜きされているので膨らます空気量が少なくて済む=設営時間短縮可能。というわけでエアマットは先ほど問題のあった「設営時間」を短縮可能。

さらにサーマレストのエアマットと比較しお値段と収納サイズも半分程度!

これはもうエアマットで行くしかない!

というわけでKLYMITの中でも比較は下記の2種。

INERTIA-O zone INERTIA-X
サイズ 183cm x 54.6cm 180cm x 45cm
厚み 4.4cm 3.8cm
収納 8.9cm x 15.2cm 12.7cm x 22.8cm
重さ 346g 258g
税抜
定価
14,500円 13,000円

INERTIA-O zoneを選んだ理由

エアマットの×は「設営」に時間がかかること、パンクの「故障」があることでした。

パンクについては補修用パッチを持ち歩くしかない。設営に関してはクライミットのエアマットで大分時間が短縮される。よってエアマットが大本命です。

サーマレストはクライミットより設営に時間がかかりそうなので微妙ではありますが、一応サーマレストのエアマットと比較した場合、前述の通りサイズがクライミットの方が小さい。しかし、サーマレストにR値が記載されているのに対し、クライミットはR値が表示されていない。つまりクライミットは断熱性能的に冬用としては微妙である可能性が高い

冬キャンプはするもののガッツリ冬登山をするわけではないのでサイズ重視というわけでクライミットを選ぶことにしました。

実際に寝っ転がってみないとさすがにXフレームは大丈夫かと少し心配になりますね。ウッカリ足がエアマットの隙間から落ちて地面にあたり寝心地が悪いとか、体のサイズが合わないと腰がエアマットの位置にフィットしないとか考えてしまうわけです。


そこで重さもスマホ一個分も変わらないし、厚みもあるということで、INERTIA-O zone購入することにしました!

Klymit INERTIA-O zone -イナーシャOゾーン-は早く膨らむぞ!