Coleman シングルバーナー 508 2レバー (ポンプカップ交換)

Coleman シングルバーナー 508 2レバー (ポンプカップ交換)

久しぶりにシングルバーナーを出してみたらポンプがスカスカになっていたので交換してみました。

Coleman 508

昔はこれをよく使っていましたが、最近は550Bがメインになっているのでお蔵入りになっています。
 ⇒Coleman Peak1 550B ケロシンストーブ半年使ってみた!

現行は508AスポーツスターⅡですがこの前身が508で違いは508は弱火ができるというところにあります。

結構前に廃盤になりましたが、弱火ができるため根強い人気があります。

ヤフオクやメルカリで探せばザクザク出てきますが、人気があるため価格が落ちず基本1万円以上、状態が良いと2万円前後になります。


我が家の508

弱火の秘密は2レバーにあり、これを操作することにより弱火にすることができるのです。


これは普通の燃料レバー

これが508の心臓部の2つ目のレバー

ただし、この2レバーですがよく燃料漏れを起こし、この2レバーの根元から火が出ます。
我が家の508も燃料漏れを起こし火を噴きました。

ただ、我が家の場合はこの2レバーの根元を締めたら直りました。しかし、最悪の場合はこの508の心臓部であるジェネレーターを交換しなくてはならない状態となります。

そしてこの508のジェネレーターがまた高い・・・

これもまたヤフオクやメルカリで探せば出てきますが、基本1万円以上とこれだけで本体と同じくらいの値段になっています。
これが本体と言ってもいいくらいですね。


昔念のため買っておいた予備


ポンプカップ交換

先日シングルバーナーを入手したときにこの508を思い出して出してみたら、ポンプがスカスカになっているのでついでにポンプカップを交換することにしました。

ちなみにこの作業はシングルバーナーやツーバーナーを持つと必ず必要なメンテナンスになるので色んなサイトや動画で紹介されています。

ということで、まずはポンププランジャー一式と呼ばれる部分を取り出す。


説明書⑮のパーツがポンププランジャー一式

ポンププランジャーをはずすためにまずはポンプキャップをはずします。508はアルミのキャップなのでポンプキャップクリップ(上の図で⑧)をペンチで引っ張って外します。


これが508のポンプキャップ

最近のはこんな感じのプラスチックのポンプキャップ

キャップを外したところ

このキャップは取手みたいな針金が本体の穴に刺さって固定されている状態なので、これをよく理解してペンチなど適切に引っ張って外しましょう。


左上赤丸の針金のとこが左下赤丸の穴に刺さって留まってます

めでたくキャップが外れるとパーツをスーッと引き抜き取り外すことができます。


引き抜かれたポンププランジャー一式

次はポンプカップをおさえているプッシュオンナットの取り外しをします。

プッシュオンナットは再利用するので取り外すときは気を付けてはずしましょう。


ポンププランジャー一式

精密ドライバーで3か所のツメをバランスよく少しずつはずす

新品(下)の上に古いカップを被せスッポリ入るぐらい縮みます

交換用ポンプカップですが、ゴムと皮がありどちらにするかちょっと迷います。


買ったのを忘れて毎回複数個買ってたら増えてしまった

前はゴムのカップに交換していましたが、メンテ不足のせいで割と早くに縮むのでメインで使用しているものは皮にしています。

皮とゴムですが概ねこんな感じ比較みたいです。

ゴム
メリット 皮カスが出ない 注油頻度が少なくても縮みにくい
デメリット 注油しないと縮みやすい 皮カスがでる

実感としてあるのはゴムが思いのほか縮む。皮カスについては実感したことはありません。

そんなわけで最近使用していなこの508も皮に交換します。

皮のポンプカップですが、初めからオイル漬けにされている「オイルドポンプカップ」もありますが、オイル漬けされていないポンプカップを使っています。
理由は何のオイルで漬けられていたかわからないから自分で漬けた方がいいかなと思っているからなんですが、ひょっとしてコールマンのリュブリカントよりよっぽどいい油を含侵させているかもしれないのでどっちがいいのかはわかりません。


もともと入っていた袋に油を入れてモミモミ

一度モミモミして放っておいてまた油を入れてモミモミした後に装着して本体に戻します。


ゴムより皮の方が入れにくいです

あとはポンプキャップを戻したら完了。シッカリ圧がかかることを確認して終了です。