下関で新しいファミリーキャンプの形

下関で新しいファミリーキャンプの形

今回のキャンプで下関の大砲を見て奥さんの一言・・・「そうかーこの大砲で平氏が戦っていたのか!」
源平合戦時に鉄砲すら伝来していません。

今回は奥さんと一緒に2泊3日のキャンプの計画を立てました。私は行き当たりばったり旅行が好きで、計画を立ててくれたらそれはそれで乗るというタイプのため、計画に参画するのは結婚生活初の出来事と思います。

そんなわけで、とりあえず、最初の目的地は広島のお好み焼き屋さんの「五エ門」。予約時間は11時半。
これに向け7時半出発でお好み焼き屋さんの予約時間ちょうどに到着予定なところですが、常々出発が30分遅れる我が家なので7時出発を発表。
そしてある意味予定通り30分遅れて7時半出発。予定通りw


吉備SA

途中休憩で10時ちょっと過ぎに吉備SAで停車。上の娘が塾の男友達に吉備団子をあげて私のお供にすると言って鼻息荒く吉備団子を購入。
その横で奥さんは自分が食べるようにもう一つ吉備団子を購入しているのを私はシッカリ見ていますよ。



きびだんごー


うまいもん屋五エ門

やはり一度は広島のお好み焼きを食べてみるべしということで、まずはお好み焼き屋さん。


初の広島お好み焼き

奥さんから広島ではコウネ焼きなる物が食べられているのでお好み焼きと一緒にこれを食べるべしとのことで、コウネ焼き。
そして、広島だから牡蠣だろうということで、牡蠣がのっているお好み焼きを注文。

コウネ
他県では一緒に切り分けられてしまう肩バラ肉を、広島では単体で切り出して「コウネ」として流通させている。単体での流通が少ないため、広島以外ではあまり知られていない。広島出身ではない奥さん曰く広島ソウルフード。ホントかー?


これがコウネ焼

そしてお好み焼き登場

コウネ焼美味しい。お好み焼きは私的に奥さんの作る普通の大阪風のお好み焼きの方が好みでしたが、広島お好み焼きを食べるという貴重な経験をしました。


憩いの森キャンプ場

予定通り13時頃に広島は西条市のキャンプ場に到着。


サイト広いのでテントとタープ張っても大丈夫

11月の連休前に上の娘の期末テストが終了しているはずが、学級閉鎖でテストが連休後になりなんとキャンプ場で上の娘勉強。


すまんなぁ

その傍らで今回はキャンプ場で食い倒れキャンプなのでキャンプ場で料理することはないので設営を適当に開始。
奥さんから吉備団子を渡されモグモグしたところ奥さんから「これでアンタは私のお供だな」と言われコイツもかーとちょっと笑ったり


両方とも我が家で食べる分でした

奥さんが今日は大して寒くないからスクリーンタープはイランということで設営完了し一段落。
休憩してもまだ15時前ということで、暇なので第一展望台まで行ってくるかと下の娘と計画。
ガイドマップでは34分の記載だったので、これに奥さんも散歩がてらということで乗っかる形で出発。
1時間ちょっとで帰るわといって上の娘はベースキャンプで勉強しながら待機。


変なポーズで見送る長女


第一展望台ハイキング

もみじ谷を通りながら「んー紅葉綺麗だなー」と言いながら3人で余裕のハイキング。


まだまだ余裕のハイクです

そして舗装が切れたあたりから段々と道が険しく・・・というか登りがキツくなって奥さんが唸り始める。
そして途中で杖が必要だと言って木を拾って蹴り折って杖にしたりで歩き続ける。
そして30分を超えたところで奥さんがあのガイドマップの34分は何なんだ。ふざんけんなと文句を言いだすのを聞きながらボチボチ登る。


このあたりから厳しいです

こんな感じが続きます

上から下を見た感じ

山頂手前にちょっと休憩所とトイレがあったところで奥さんはダウン。
下の娘と二人で山頂575m到着。このとき出発してから45分。


山頂から

下山途中に上の娘から遅すぎるということで心配の電話を受けつつ頑張って下る。
帰ったら16時45分ということで、夜ご飯のため17時出発に間に合う。


こんなはずじゃなかったと歩く奥さん


すし遊館あさひ

夜ご飯はキャンプ場から大体8分くらいの近場の回転寿司屋さんのおもてなし席。


目の前で握ってくれるおもてなし席

上の娘がなんだこれはいつもの回転寿司と全然違うと一貫、一貫に感動し、私の誕生日はここでご飯を食べることにすると・・・。
遠いだろ広島。


一番人気だったのどぐろ

最後の方にミニうに丼の上にイクラをちょっと乗せたものが出たんですが、
下の娘が食べられなーいと言いながらイクラだけはシッカリ食べてお姉ちゃんにあげるという暴挙に出てお姉ちゃんがチクチク文句を言いながら許す。
そういえば、コイツは牛丼もう食べれなーいとか言いながら牛肉だけ食べて私にご飯だけよこしてきたことがありましたわ。まったく・・・


天然温泉ホットカモ

キャンプに来る理由は奥さんは「食べ物」、上の娘は「温泉」、下の娘は「観光(お城メイン)」、私は「キャンプ」。と言うことで、それぞれ全く違った目的なわけですが、上の娘は温泉好き。

前の四国のキャンプで温泉には行ったんですが、露天風呂がなかったので相当ガッカリしていました。

上の娘が言うにはホットカモは化粧水とか置いてあったりアメニティが充実しているということで気に入っておりました。

チビの頃からキャンプをしてきましたが、子供がこういうことを言いだす年になったんだなとちょっと感慨深い。
いつまで一緒にキャンプに行ってくれるのかなと・・・


今日一日概ね予定通りで、キャンプ場に帰着は20時半。

ここから焚火をしながらマシュマロタイム。本日初めて焚火の直火によるヤカンを投入し奥さんにお茶を入れる。
奥さんから「薄い」と言われながらようやく直火ヤカンを投入できたとちょっとご満悦。


マシュマロ焚火

寝るときに奥さんに電熱インナーシュラフをセット。これが大分暖かかったようで、夜に暑くて起きたわと。
これは私がソロで冬キャンプに行くときに使っているものですが、今回はは0度を下回ることはないので、寒がりの奥さんにセットし大好評でした。


電熱シュラフカバーとモバイルバッテリー

ちなみにモバイルバッテリーは10000mAh、アウトプットは5V 2.4Aで強で使わなければ大体一晩持ちます。

あとは今回初投入はDODのソトネノキワミ。これまでクイックキャンプのインフレーターを使用していたのですが新調。
これも大分違ったみたいで奥さんが言うには今まででのキャンプで一番寝れたとのこと。

2日目

朝は6時半に皆ポロポロ起床。

大体は私が一番早く起き、下の娘が私に続いて起き、大分時間をおいてから奥さん、上の娘の順番なんですが、今回はなぜか奥さんが一番に起きる。
さすが奥さん、食い倒れキャンプだからやる気が違う

朝ごはんは時間がないので、前日に買ったコンビニおにぎりとかパン。

やる気が違う奥さんに引っ張られ予定通り7時半にキャンプ場を出発。


奥さんと娘


平家茶屋

キャンプ場を出発して走ること2時間半。下関の平家茶屋に到着。
平家茶屋は関門橋の山口県側の袂にある和食屋さん。安倍元首相も来たとのことで店内に色々飾られておりました。
入店し色々な部屋の名前が並んでいましたが、我々の部屋名「壇ノ浦!」。


看板取り忘れたので

壇ノ浦でなんかウレシイ

部屋からは関門橋がドドーンと!

というわけで、フグ料理と瓦蕎麦が一度に食べれるわがまま御膳ということで、平家セットを4つ。

てっさ(フグ刺し)を食べて、フグのから揚げ食べて、瓦蕎麦が出てきたわけですが、
我が家の女3人みんなで瓦蕎麦を少し食べただけでお腹いっぱいーと言って私に全部渡してくるので、全て食べました。
しかし、私的には瓦蕎麦ヒット。美味しい。ペロリとたいらげました。


奥さんと子供は途中でお腹いっぱいでした

その後フグの握りが出たんですが、寿司は昨日の方が美味しいとか米の握り方がホロホロしてて良かったとか色々言っていました。
とりあえず奥さんは大満足、私はてっさも瓦蕎麦も美味しかったです。


関門海峡

関門海峡
本州と九州間が最も狭い所で630m。この海峡に橋が一つに海底トンネル3つ。橋は1973年開通当初は1,068mで東洋一のつり橋だったそうです。海底トンネルは電車用(1944年)、車用(人道含む)(1958年)、新幹線用(1975年)で3つ。

平家茶屋で車に乗ってどこに関門海峡を渡る人道トンネル入り口があるんだと探したところ平家茶屋のすぐ隣に入り口はありました。

ようやく下の娘が来たかった壇ノ浦にたどり着きました。


娘にイケメンと言われていた義経像

源平合戦でこの大砲は使われていません

とりあえず、歩いて九州に上陸しようということで人道トンネルで九州上陸。
四十数年生きてきて初めての九州上陸でしたが、渡るときに写真撮ってくれって言われて写真を撮っていたら私もいつの間にか県境を超えていてちょっとションボリ。う~ん。


境界跨ぎ

そして九州側から山口県側を見て、あれが昼ご飯を食べた平家茶屋だとかしょうもないことを言いながらまた山口県へ。


帰りは私も境界越えを噛みしめながら通過


門司港

教科書で何度か門司港の文字を見かけていましたが、「もんじこう」だと思っていました。
正しい読みかたはモジコウです。

特に用はありませんでしたが、とりあえず観光地っぽいということで寄ってみました。


雰囲気横浜に似てる気がしました

門司港レトロ。そもそも下調べ0だったので、建物の名前なのか何なのかもわからず行ってみました。
なんか雰囲気よい。

門司港レトロ
歴史的建造物を保存・再活用した観光エリア

とりあえず、アイスをペロリンしながら散策して出発。


奥さんはバニラでしたがバナナの味がすると・・

門司港とバナナ
明治36年頃台湾から日本にバナナが輸入され始めたようでその港が門司港。海運で痛んだバナナをすぐに売るため門司港ではバナナの叩き売りをしていたそうで、門司港駅に「バナナ叩き売り発祥の地」の記念碑があります。バナナ叩き売りは2017年「関門ノスタルジック海峡」の構成文化財となりました。


べにまんさくの湯


べにまんさくの湯

適当に温泉に行っていましたがはじめて温泉むすめなるものに会いました。



公式ページより

色々温泉に行ってましたが、出会ったことがないので温泉むすめは有名温泉にしかいないようです。

ここで、夜ご飯も食べて行こうと思っていましたが、結構なウェイティングがかかっていたので近くのスーパーで惣菜を買って焚火に変更。


とりあえず、焚火しながら惣菜



意外とキャンプで惣菜を食べたのは初めてかもしれない

奥さんはそこからおしるこカップ。どこまでもモグタンです。


焚火でお湯沸かしてお茶飲みながら焚火

3日目

出来れば9時半~10時に出発して福山城に観光に行けたらなーと言いながら7時過ぎに起きて前日と同じくおにぎりなどをモグモグ。
8時過ぎから片付け開始。

9時半頃にそろそろテントを畳むかといったところでアクシデント発生。
テントのインナーとフライの間にカメムシが大量に・・・しかもポールを通すスリーブ内にもたくさん。


ここまではキャンプしてて初めてかも

ポールを抜くとそこからカメムシ君がポトポトと4匹くらい落ちてきたり・・・
虫に強い長女が手袋してポイポイ掴んでは捨て掴んでは捨てと大活躍。

そんなこんなで撤収は11時。
明日は娘のテストもあるしということで福山城は行かずに直帰・・・と思いきやここでまた奥さんがSAでもいいので尾道ラーメンは食べる。
ということでSAで尾道ラーメンを食べる。


奥さんとりあえず満足



帰宅

長女はもう中学生なのでキャンプ自体に楽しみを持っていませんが、美味しい物が食べれるというのと温泉に行けるというのであればキャンプに来るようなので、これからのキャンプはキャンプご飯の他に一食は贅沢外食を入れて、温泉に行くと・・・
つまりキャンプ自体を楽しむのは二の次で、キャンプで宿泊代が浮いた分美味しい物を食べるのにお金をかける。みたいな考え方でキャンプに行くのが良いみたいです。
私はキャンプも楽しいし、美味しい物を食べるのも好きなのでどちらも良いので満足です。